義士コーナー展示替えのお知らせ
1 場 所 :歴史博物館2階義士コーナー
2 展示期間:令和2年1月9日(木)~令和2年7月中旬(予定)
3 展示点数:16点
4 テーマ:赤穂義士の手紙
電話やインターネットが無い時代、手紙が唯一の通信手段でした。後に討入りをする義士達も赤穂藩断絶前・後共に赤穂藩士・近親者・取引のあった商人との間で頻繁に手紙のやりとりをしています。手紙は個人同士でのやりとりという性質上、当事者でないと分からない事柄も多いですが、それゆえに生々しく状況を伝えています。また交友関係を知ることができ、討入りを目前に控えた時期の暇乞い状からは緊張感と残された家族を思いやる心情も伝わってきます。
元禄赤穂事件が討入り直後から現在に至るまで芝居などを通して広く知られていたため、義士の手紙は比較的多く残されているといえます。このたびは当館の館蔵資料と近年寄託された新出資料から義士の手紙十数点を展示・紹介します。直筆の手紙を間近にご覧いただき、義士を身近に感じていただく機会にしていただければと思います。
5 主な展示資料:
大石内蔵助書状(石束源五兵衛宛) 元禄14年7月13日付
★大石内蔵助書状(深田謙庵宛) 正月25日付
★神崎与五郎(小野寺十内宛) 7月19日付
★大高源五書状(進藤源四郎宛) 2月29日付
★小野寺十内書状(大塚小右衛門宛) 8月6日付
原惣右衛門書状(超倫子六左衛門宛) 元禄15年4月6日付
早水藤左衛門書状(山口弥右衛門宛) (元禄15年)12月7日
三村次郎左衛門書状(菅原屋留助宛) 元禄15年12月11日付
★印は初公開
![]() 原惣右衛門書状
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![]() 三村次郎左衛門書状(部分)
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![]() 大高源五書状 |